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犬糸状虫症(フィラリア症)
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 フィラリア症にかかってしまった心臓(図1) |
フィラリアの感染例(図2) |
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犬糸状虫症(フィラリア症)とは、蚊によって媒介される犬糸状虫=フィラリアが、肺動脈から右心室に寄生することによって、右心不全をはじめとして肝臓、腎臓、肺などに障害を起こし、放置すれば死に至る病気です。
<フィラリアの感染>(図2参照) フィラリアに感染しているタロー君の血を蚊が吸血すると、蚊の体内に入った幼虫は約2週間で成虫になる準備を終えます。 その蚊に刺されたハナコちゃんは、フィラリアに感染してしまいます。フィラリアの幼虫はハナコちゃんの体内で成長し、やがて血管に侵入します。フィラリアは、最終的には肺動脈、右心室に寄生し、感染後約半年で成虫になります。
<フィラリア症でよくみられる症状> ●血色素尿(急性) → すぐに手術が必要です ●咳・呼吸困難 ●失神発作 ●むくみ(浮腫) ●腹部膨満(腹水) 右心不全、肺水腫、肝障害、腎不全などがある程度進行していることを示しています。
<フィラリアにかかったら?> ●成虫を殺す薬を使用 ・毒性が強い ・死滅虫体による肺動脈塞栓の危険 ●手術によって成虫を摘出 ・麻酔の危険性 ・外科的侵襲
■絶対に成虫の寄生を許さないこと つまり予防が大切です
<フィラリア感染の予防> 蚊の吸血によって犬の体内に入った幼虫が血管内に入る前に、幼虫を殺滅します。幼虫が、ある程度成長してしまうと予防薬の成果は得られません。 当院では予防薬として、粉薬、錠剤、スポット剤を扱っています。注射剤やチュアブル(ジャーキー様)の使用は、副作用や吸収不全などの問題から現在使用を見合わせています。 蚊は、15℃以上になると活発に活動します。予防薬は、フィラリア感染の危険のある時期(蚊に刺される時期)から投与を開始し、11月から12月末頃まで1ヶ月に1回投与して下さい。
<予防をしないと・・・> 1夏を過ごした場合・・・38% 2夏を過ごした場合・・・89% 3夏を過ごした場合・・・92% ワンちゃんがフィラリアになるという調査結果が報告されています。
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